イラストでわかる!自分で不倫慰謝料を請求する方法
夫や妻の不倫が発覚したとき、考えなければならないことは多いですよね。
- 離婚する?離婚しない?
- 不倫相手に対して、何をしたらいい?
- 今後会わないように約束させるのが先?慰謝料請求が先?
- ただの約束だけでは意味がない?示談書にまとめるべき?
頭がいっぱいになって混乱しているときこそ、ひとつひとつ理解しましょう。頭を整理したら、きっと自分の進む方向が見えてくるはずです。
この記事では、自分で慰謝料を請求する方法を3つのステップに分解して、イラストを用いながら解説します!
目次
この記事を読んでわかること
ステップ1 慰謝料請求の準備
慰謝料を支払ってもらうためには、「証拠を集めること」と「相手の連絡先を調べること」の2つが必須です!
証拠を集める
慰謝料を請求するには、証拠が必要です。まずは証拠集めをしましょう。たとえば、「女の勘」のような根拠や疑惑があるだけで請求しても、相手が素直に認めず、「証拠がないのに言いがかりだ!」と反論され、慰謝料を支払ってもらえないことがあるからです。
代表的な証拠例として、メールやLINEでのやり取り、ラブホテルに出入りする二人の写真などが挙げられます。 「どういった証拠が必要なのか知りたい!」という方は、こちらをご覧ください。
不倫相手の連絡先を入手する
慰謝料を請求するには、証拠のほかに、不倫相手の連絡先を把握しておかなければなりません。どんなに「慰謝料を支払ってもらいたい」と考えていても、相手の連絡先がわからなければ、請求はおろか、相手とコンタクトすら取れませんよね。
もし、不倫相手の連絡先を知るのが難しい場合には、探偵を使って調べる、不倫した夫や妻から教えてもらうなどの方法で連絡先を入手しましょう。
伝えたいことを決めておく
ここでのポイントは、連絡する前に不倫相手に伝えたいことを決めておくことです。
たとえば、
- あなたが浮気していることは、証拠を見て知っている
- 不倫関係をやめてほしい
- 慰謝料を支払ってほしい
などです。
いざ不倫相手に連絡すると、感情的になったりテンパったりして、うまく話せないことがあるかもしれません。もし、はっきりと伝える自信がない場合には、書面で送ることも考えましょう。
ステップ2 不倫相手にちゃんと伝える
「不倫関係をやめてほしい!」「慰謝料を支払ってほしい!」といった気持ちを伝えるにあたり、どんな方法があるのでしょうか?
タイプ別!伝え方のコツ
ご自身が知っている連絡先によって、相手への連絡手段が異なります。
伝え方の注意点
もし、慰謝料請求についてご自身で話をする場合、以下のことはしないように気をつけましょう。
これらの行為をしてしまうと、不倫相手から「職場にバレて退職させられたので、賠償しろ」と言われてしまったり、「脅迫された」と言われてしまったりと、トラブルの原因になってしまいます。
- 相手の勤務先に連絡をしない
- 相手の自宅に行って話をしない
- 無理やり自白させてはいけない
やってはいけない行為について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
連絡しても相手が無視する、連絡してもうまく話せる自信がないということであれば、相手とのやり取りを弁護士に任せてみるのもよいでしょう。
ステップ3 示談書を作る
示談書とは、不倫相手との話合いで決まった慰謝料の金額や支払期限などをまとめた書面を言います。
この示談書を作っておけば、万が一、不倫相手が慰謝料を支払ってくれない場合でも、示談書に書かれた慰謝料金額を裁判で請求することができます。
示談書を見てみよう
示談書がどんなものかイメージが沸かない方もいらっしゃると思いますので、下のイラストをご覧ください。
何を書いておけばよいのか
さきほどのイラストにもあるとおり、最低限、以下の5つのことをはっきり書いておかないと示談書として役に立ちません。
具体的に金額をいくらにするかについては、慰謝料を「請求する人」と「支払う人」との話合いで決めます。100万円くらいになることが多いですが、個人の事情やケースによって変わってきますので、慰謝料金額についてお悩みであれば、弁護士に相談してみましょう。
また、この示談書はちゃんと作っておかないと、あとになって揉めることが多々あります。示談書を作るのが不安なときも、弁護士に相談してみるのがいいでしょう。
示談書について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
「もう少し詳しく知りたい!」と思ったら
ここまで、簡単にではありますが、慰謝料請求がどんなものかについて説明いたしました。「慰謝料請求の流れについて、もうちょっと詳しく知りたい!」と感じた方は、こちらの記事も併せて読んでみてください。
浮気・不倫の慰謝料請求を自分でするメリットとは?
慰謝料請求を自分でやってみるメリットとして、弁護士費用がかからないことが挙げられます。
また、相手方が素直に話合いに応じている、あるいは応じそうな様子であれば、弁護士を挟んで話合いをするよりも、自分で請求したほうがより早く解決することができるといえます。
ただし、自分で請求するとき、相手方が予想もしなかった条件を提示してきた場合、その条件を受け入れてもいいのか判断に迷う、こちらに不利な金額や条件であるにもかかわらず、そうとは知らずに合意してしまい、後悔してしまうといったリスクもあります。
【まとめ】不倫の慰謝料請求なら無料相談ができるアディーレの弁護士におまかせください
「不倫の慰謝料について、ちょっと話を聞いてみたいな…」というお気持ちがあるのであれば、一度弁護士に相談してみてはいかがでしょうか?
アディーレ法律事務所では、不倫の慰謝料請求について、全国各地からのご相談をお電話にて無料で承っております。まずは、お気軽にご相談ください。当事務所でお手伝いできることがないか、弁護士が親身になって検討いたします。
慰謝料の獲得に向けて、あなたと一緒に弁護士が尽力いたしますので、あなたの悩みや不安を話してみませんか?
監修者情報
- 資格
- 弁護士
- 所属
- 第一東京弁護士会
- 出身大学
- 法政大学法学部、学習院大学法科大学院
私が弁護士を志したきっかけは、日常生活の中で時々、法的な問題に直面することがあったことです。法律というものは難解なものであると思われている側面が強いと思います。私も勉強するまでは、ちょっと近づきがたいものだと思っていました。しかし、弁護士となったからには、依頼者の方が何に悩んでいて何を求めているのかをしっかりと共有し、少しでも分かりやすく法的な問題点をご説明し、今後どのように問題解決に向けていくことが出来るのかを一緒に考えていきたいと思っております。