妻の浮気の兆候は?浮気が発覚したときのNG行動と後悔しないための選択肢
「最近、妻の様子が変だな…」と感じていませんか?
妻の行動や発言、身だしなみなどに変化があった場合、それは浮気の兆候かもしれません。
浮気の兆候に気付いたら、感情的にならず落ち着いて適切な行動をとることが大切です。
そして、今後の夫婦関係をどうしていくか考える必要があります。
このコラムでは、妻の浮気のよくある兆候や行動パターンに加え、妻が浮気をする原因、浮気が発覚した際の適切な対処法について詳しく解説します。
目次
この記事を読んでわかること
妻の浮気を見破るには?よくある兆候や行動パターン
妻が浮気をしている場合、行動や発言、身だしなみなどに兆候が現れることがあります。
たとえば、以下のような変化がある場合、浮気している可能性があるかもしれません。
- 携帯電話・スマートフォンの扱いが変わった
- 新しい服や下着が増えた
- 外出することが増えた
- 予定を詳細に伝えてくる・確認してくるようになった
- セックスを拒否するようになった
ほかにも、浮気している妻の特徴にはさまざまなものがあります。
「妻が浮気しているかもしれない」と感じたら、以下の「浮気度チェックリスト」を使って浮気指数を調べてみてください。
※「浮気度チェックリスト」は浮気をしている人の傾向の一部を取り上げ独自に作成したものであり、浮気の有無を証明するものではありません。
妻が浮気をする原因・理由
どんな理由があろうと、浮気はあなたを裏切り、夫婦の生活を壊す行為に違いはありません。
しかし、妻がどのような理由で浮気をしたかを知ることは、あなたが今後の夫婦関係を考えるうえでも大切です。
浮気をする理由は人によってさまざまですが、たとえば以下のようなケースがあります。
夫婦関係に不満がある
たとえば、以下のようなケースでは、夫婦関係に不満を感じて不倫をしてしまうことがあるようです。
- 夫が家事や育児をしない
- 夫からDVやモラハラをされている
- セックスレス など
このように日々の生活に不満があると、孤独や寂しさ、ストレスなどから浮気をしてしまうのかもしれません。
夫に浮気された
夫に浮気された仕返しとして、自分も浮気をしてしまうケースもあります。
また、浮気されたことで、「自分は必要とされていない」と感じ、寂しさを紛らわせるために自身も浮気してしまうという場合もあるでしょう。
生活に刺激がほしい
夫婦仲がよく、目立ったトラブルや不満がない場合でも、日常生活に刺激がほしいと感じて浮気してしまうケースもあるようです。
このようなケースでは、「バレなければいい」と考えて軽い気持ちで浮気をしてしまうのかもしれません。
妻の浮気が発覚したときしてはいけないこと
浮気が発覚したら、妻に裏切られた悔しさや浮気相手への怒りで感情的になってしまうのも仕方ありません。
しかし、以下のような行為をしてしまうと、あなたが法的責任を問われたり、トラブルが長期化したりする可能性もあるため、注意が必要です。
怒鳴る・暴力を振るう
どんなに感情的になっても、浮気相手や妻に対し怒鳴ってはいけません。不適切な発言をしてしまうと、脅迫や恐喝にあたるとして責任を問われるおそれもあります。
また、万が一暴力を振るってしまった場合には、刑事事件にも発展しかねません。
証拠を集める前に感情的に問い詰める
証拠がないのに浮気相手や妻を問い詰めても、素直に浮気を認めるとは限りません。2人で口裏を合わせて言い逃れをされたり、証拠を処分されたりしてしまうおそれもあります。
そのため、浮気が発覚したからといってすぐに問い詰めることは避けるべきです。
場合によっては、証拠として妻から浮気の自白を得たい場合もあるかもしれません。そのような場合には、できるだけ落ち着いて話を聞いたほうがよいでしょう。
感情的に問い詰めてしまうと、万が一浮気の事実がなかった場合に妻との関係が悪くなってしまう可能性もあり得ます。
妻を家から追い出す
一方的に妻を家から追い出す、帰宅を拒否するといったことをするのはやめましょう。話合いができず、夫婦関係の修復が難しくなってしまうかもしれません。
また、これらの行為は、法律で離婚が認められる理由である「悪意の遺棄」にあたる可能性があります。
悪意の遺棄があった場合、あなたに離婚するつもりがなくても、妻に離婚の意思があれば最終的に裁判で離婚が認められる可能性が高いです。
あなたに離婚する意思があるケースでも、不利な状況になってしまうおそれがあります。
妻の浮気を許すべき?後悔しないための選択肢
妻の浮気が発覚しても、夫婦関係を続けていくために「許したほうがいいのではないか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、妻が浮気を続けたり、浮気を繰り返したりするおそれもあります。
妻の浮気が確実なのであれば、きちんとけじめをつけるためにも、以下のような選択肢をとることも検討するとよいでしょう。
- 浮気相手へ慰謝料請求し再構築を目指す
- 妻と浮気相手の両者へ慰謝料請求し離婚する
- ひとまず浮気の証拠を確保しておく
それぞれ詳しく解説します。
浮気相手に慰謝料を請求し再構築を目指す
妻と離婚せず、夫婦関係を再構築したい場合には、妻の浮気相手に対して慰謝料請求するのがよいでしょう。
慰謝料請求を通してあなたの怒りや悔しさを伝えれば、妻や浮気相手にことの重大さを理解させ、責任を取らせることができます。
また、慰謝料を請求する際には、「接触禁止」を約束させるのがおすすめです。浮気相手が妻に二度と会わないよう約束させれば、浮気の再発防止にも繋がります。
違反した場合のペナルティを設定しておけば、浮気相手が約束を守る可能性が高まるため、より安心して再構築を目指せるでしょう。
なお、離婚しない場合に請求できる慰謝料の裁判上の相場は、およそ数十万円~100万円程度とされています。
妻と浮気相手の両者へ慰謝料を請求し離婚する
妻との離婚を考えているのであれば、浮気相手だけでなく妻へ慰謝料請求することも選択肢の一つです。
慰謝料は、妻と浮気相手のどちらか一方だけでなく、両者へ請求することもできます。ただし両者に慰謝料を請求する場合、慰謝料の二重取りはできないため、注意しましょう。
たとえば、妥当な慰謝料が300万円の場合、合計金額が300万円になるよう請求する必要があります。両者から300万円ずつ、合計600万円を支払ってもらうことはできません。
なお、浮気が原因で離婚する場合の慰謝料の相場はおよそ100万円~300万円程度とされており、事情によってはさらに高額になるケースもあります。
ひとまず浮気の証拠を確保しておく
離婚や慰謝料請求について、「迷っている」、「今はするつもりはない」という場合にも、ひとまず浮気の証拠を確保しておくことをおすすめします。
これは、浮気されたあと夫婦生活が上手くいかなくなった、再び浮気をされてしまったというケースも考えられるためです。
慰謝料は、浮気を知った日から3年以内であればあとからでも請求できます。また、浮気の証拠があれば、離婚する際も話合いを有利に進めることが可能です。
将来、後悔しないためにも、浮気の証拠はできる限り集めておくとよいでしょう。
浮気の証拠の種類や集め方については、以下のページでも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
妻の浮気で慰謝料を請求するなら弁護士にご相談を
浮気・不倫の慰謝料はご自身で請求することもできます。
しかし、交渉や書面作成、訴訟を提起する場合には裁判所への出廷などを一人で行うのには時間的にも精神的にも大きな負担がかかります。
そのため、妻の浮気で慰謝料を請求したいとお考えであれば、弁護士に相談するのがおすすめです。
弁護士に相談すれば、証拠集めのアドバイスや、相手方とのやり取り、裁判所の対応などを一貫してサポートしてもらえます。
離婚を考えた場合にも、財産分与や養育費などの離婚条件の交渉や取決め、合意書の作成などを任せることができるため安心です。
トラブルを長期化させないためにも、一人で悩まず、まずは弁護士に相談してみてください。
まとめ
妻の行動や発言、身だしなみなどの変化は、浮気の兆候であるケースもあります。
しかし、あやしいからといって感情的に行動すると状況が悪くなってしまうおそれがあるため注意が必要です。
まずは冷静に浮気の証拠を集め、今後あなたがどうしたいかしっかり検討しましょう。
浮気相手や妻への慰謝料請求をお考えであれば、弁護士に相談するのがおすすめです。
アディーレ法律事務所なら、浮気・不倫の慰謝料請求に関するご相談は何度でも無料ですので、まずは一度ご相談ください。
また、アディーレ法律事務所では離婚の相談も受け付けています。詳しくは、「弁護士が教えるパーフェクト離婚ガイド」もあわせてご覧ください。
監修者情報
- 資格
- 弁護士
- 所属
- 第一東京弁護士会
- 出身大学
- 法政大学法学部、学習院大学法科大学院
私が弁護士を志したきっかけは、日常生活の中で時々、法的な問題に直面することがあったことです。法律というものは難解なものであると思われている側面が強いと思います。私も勉強するまでは、ちょっと近づきがたいものだと思っていました。しかし、弁護士となったからには、依頼者の方が何に悩んでいて何を求めているのかをしっかりと共有し、少しでも分かりやすく法的な問題点をご説明し、今後どのように問題解決に向けていくことが出来るのかを一緒に考えていきたいと思っております。