浮気・不倫の慰謝料問題を弁護士に相談するならアディーレ法律事務所

多く支払った分の浮気・不倫の慰謝料は取り戻せない?

「あのときは何もわからず慰謝料を支払ったけど、もしかしてあんなに支払う必要なかったんじゃないか…?」
本コラムは、そのように思い、慰謝料を取り戻すことを検討しているあなたの疑問を解消できる内容となっています。
結論として、1度支払ってしまった慰謝料を取り戻すことは容易でなく、基本的にできません。
しかし例外として、支払った慰謝料を取り戻すことのできるケースは存在するので紹介していきます。
あなたの場合は、紹介するケースに当てはまるかぜひご確認してみてください!

この記事を読んでわかること

  1. 基本的に慰謝料を取り戻すことは不可能
  2. 慰謝料を取り戻せる例外的なパターン
  3. 例外的パターンに当てはまったときの対処法

基本的に支払いすぎた浮気・不倫の慰謝料は取り戻せない

あなたが浮気・不倫の慰謝料を支払った場合、基本的に取り戻せません。仮に、慰謝料を多く支払いすぎて、あとになってそれに気づいたとしても、払い過ぎた慰謝料を取り戻すことはできないと思ってください。
契約をしたあとに、「やっぱり辞めます」と言えないのと同じ状況です。
もっとも、例外的に慰謝料を取り戻せるケースもあります。詳しく見ていきましょう。

例外的に慰謝料を取り戻せるケース

例外的ではありますが、慰謝料を取り戻せるのは、どのような場合でしょうか。代表的な3つのパターンをご紹介いたします。

ありえないほど高額な慰謝料を支払った場合

浮気・不倫の慰謝料には、「裁判上の相場」があります。
浮気・不倫をしたことに対する慰謝料請求について裁判を起こされた場合でも、慰謝料は裁判上の相場の範囲内に収まる可能性が高いです。そのため、下記の金額を大幅に超えていれば、慰謝料は支払いすぎといえるでしょう。

相手夫婦が結婚生活を続ける場合 数十万円~100万円
相手夫婦が結婚生活を続けない場合(離婚・別居など) 100万円~300万円

※どちらから誘ったか、交際期間はどのくらいか、離婚をする・しないなどの個別事情によって金額は異なります。

たとえば、1,000万円を超えるような異常に高額な金額で和解してしまったような場合です。
このような異常に高額な金額での和解をすることは、通常あり得ないので、このような和解は、何らかの勘違いや誤った認識(錯誤)が和解の当時にあったんだと主張できる可能性があるからです。

ただし、一度、和解という約束をしてしまった以上は、これをなかったことにするのは、簡単ではありません。自力で解決しようとせず、弁護士に相談することをおすすめします。

脅されて仕方なく慰謝料を支払った場合

慰謝料を支払いたくなかったのに、暴行を受けるなど脅されて慰謝料を支払ってしまった場合、あなたが自分の意思で慰謝料を支払ったわけではないので、慰謝料を取り戻せる可能性があります。

脅されて慰謝料を支払ってしまった場合には、すぐに警察や弁護士へ相談しましょう。

求償権を行使した場合

浮気や不倫における求償権は、あなたと一緒に浮気・不倫をした相手に対して、金銭の返還を求める権利のことをいいます。

つまり、求償権を行使することで、慰謝料を支払いすぎた相手ではなく、浮気・不倫相手から支払いすぎたお金を返してもらえる可能性があるということです。

慰謝料を支払った相手から取り戻すのとは異なりますが、あなたの手元にお金が戻ってくる点では同じです。
そもそも浮気・不倫は、2人で行うものです。浮気・不倫の責任は、あなただけでなく、2人で負うことになります。
しかし法律上、慰謝料はあなただけに全額を請求してもよいことになっています。
もしあなただけが慰謝料を支払った場合、一緒に浮気・不倫した相手の分まで慰謝料を支払ったことになるので、あなたは慰謝料を支払いすぎているといえるのです。
この支払いすぎた慰謝料は、「求償権」を使って、あなたと一緒に浮気・不倫をした相手から取り戻せます。

自分で慰謝料を取り戻すのはリスクが伴う

高すぎる慰謝料を支払った方の事情は、「相手が怖かった」、「職場にバラされたくなかった」などさまざまです。
慰謝料を取り戻すのであれば、そんな怖い相手ともう1度お話をしなければなりません。
あなたが慰謝料を支払ったことで、相手は慰謝料についてのやり取りは終わったと思っているでしょう。それなのに、「慰謝料を返せ」と言われれば怒るかもしれません。
あなたが慰謝料を取り戻す権利を持っていることを相手に説明して、理解してもらえるでしょうか?
さらなるトラブルを防ぐという意味でも、あなた1人で判断して動くべきではありません。

慰謝料の取戻しを依頼するなら弁護士一択

弁護士は交渉や裁判手続を代わりに行い、慰謝料を取り戻すサポートをします。
あなたと相手が直接話し合うことはありませんので、相手から「反省していないのか!」と責められる心配もありません。
弁護士が、あなたの「納得できない」という気持ちに寄り添い、解決までお手伝いすることが可能です。
後ろめたい気持ちから、浮気・不倫について相談できず、モヤモヤした気持ちを抱える方は多いです。そんな気持ちを弁護士と一緒に晴らしてみてはどうですか?

まとめ

いかがでしたか?
多く支払った慰謝料を取り戻すことについて解説してきました。基本的には、慰謝料を取り戻すことはできませんが、例外は存在します。
浮気・不倫をしてしまった以上、責任は生じますが、責任以上にあなたが悩む必要はありません。
慰謝料を支払ってしまったけれども、「おや?」と思ったら、取り戻せないかを一度検討してみてもいいと思います。
疑問に感じた際には、弁護士にご相談ください。

監修者情報

弁護士

池田 貴之

いけだ たかゆき

【Xアカウント】
@ikeda_adire_law

資格
弁護士
所属
第一東京弁護士会
出身大学
法政大学法学部、学習院大学法科大学院

私が弁護士を志したきっかけは、日常生活の中で時々、法的な問題に直面することがあったことです。法律というものは難解なものであると思われている側面が強いと思います。私も勉強するまでは、ちょっと近づきがたいものだと思っていました。しかし、弁護士となったからには、依頼者の方が何に悩んでいて何を求めているのかをしっかりと共有し、少しでも分かりやすく法的な問題点をご説明し、今後どのように問題解決に向けていくことが出来るのかを一緒に考えていきたいと思っております。

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※2024年10月時点。