職場上司との不倫がバレたら?そのリスクと対処法について
「上司からの誘いだからついつい断れなくて…」「仕事を一緒に進めていくうちに親しくなってつい…」
上司と部下。仕事を一緒にしているうちにお互いの魅力に気づき、次第に親密な関係になって、ついには関係を持ってしまう。アブナイ恋ほど魅力的なのは、テレビドラマや小説など、フィクションの世界だけの話。現実は厳しいもので、肉体関係が上司の奥さんにバレてしまったら…。法律問題になります!
そこで、今回のコラムでは、上司と部下の職場不倫がバレた場合のリスクと対処法についてご紹介します。
目次
この記事を読んでわかること
職場の上司との浮気・不倫がバレるきっかけとは
職場の上司との浮気・不倫は、当事者とすればうまく隠せているつもりであることが多いのですが、ふとしたことから上司の奥さんにバレてしまうものです。
たとえば、下記のような場合などに、夫と部下との不倫がバレたりします。
- 夫のスマホを見たら知らない女とのやり取りがでてきた
- 夫婦で行った覚えのないお店の領収書がでてきた
- 車内から女性もののピアスがでてきた
職場不倫がバレた場合の3つのリスク
ネットに書かれてしまうリスク
もし、職場不倫が奥さんにバレたとなれば、相手が怒ってしまってネット上に書き込み、さらに、その内容が拡散される可能性もゼロではありません。そして、一度ネットに書き込まれた内容は簡単には消せないため、不倫したことがネット上に一生残ってしまうことにもなりかねません。
転職のリスク
職場不倫が会社の人にバレてしまうと、社内で不倫のウワサが流れてしまうこともあります。ウワサが広まれば、事実確認のために会社から事情を聴かれたり、部署異動させられたりといった影響があるかもしれません。また、それ以外にも、同僚から冷たい目で見られてしまうことがあるでしょう。そうなった場合、望まない転職をしなければならなくなってしまいます。
裁判となるリスク
上司と浮気・不倫をしてしまったとき、法律上は不法行為が成立し、上司の奥さんに対して不貞慰謝料を支払わなければならないことになります。ですから、もし上司の奥さんに不倫がバレると、書面や電話で「慰謝料を支払え」といった連絡が来る可能性があります。場合によっては、裁判を起こされることもあります。
職場不倫はアブナイ・・・でも、バレなければ大丈夫?
「職場不倫はリスクが大きそう・・・でも、バレなければ問題ないんじゃないの?」と、思う方もいるかもしれません。しかし、その考えは、非常に危険です!
もし、上司が「妻にはバレないようにしてるから大丈夫だよ!」などと言っていても、1.でご紹介したように、奥さんに不倫がバレてしまうケースはよくあります。また、今バレていないからといって、今後バレないという保証はどこにもありません。
また、「いざというときは俺が守るから!」という上司の言葉を信じたというケースもありますが、不倫をしてしまった以上は、あなたも法的な責任を負うことになります。この責任免れることは決してできません。
このように、職場不倫はリスクが高いです。もし、いま職場不倫をしているという人は、上司の言葉に惑わされず、すぐに関係を断つようにしましょう。
職場不倫がバレた場合の対処法とは?
もし、職場不倫がバレて上司の奥さんから慰謝料を請求されたとき、一番やってはいけないことは、無視をすることです。無視してしまうと、話合いで解決する意思がないと思われ、裁判を起こされてしまう可能性が高くなります。
では、どういう対処をすればいいのでしょうか。慰謝料を請求されたとき対処法としては、下記の3つが考えられます。
では、一つ一つ見ていきましょう。
(1)「請求された金額を支払う」場合の問題点
相手の言うとおりにすれば、裁判を起こされたりすることは少ないでしょう。しかし、相手から請求されている金額が相場よりも高く、不当に高額な慰謝料を支払ってしまう可能性があります。
(2)「相手と自分で交渉する」場合の問題点
お互い冷静に話し合いができず余計に話がこじれてしまう可能性があります。また、相手が弁護士をつけてきた場合、法律の専門家である弁護士と交渉するのは非常に難しいです。
(3)「弁護士に依頼して交渉してもらう」
上記でご紹介したように、「請求された金額を支払う」と「相手と自分で交渉する」はおすすめできません。適切な対処方法としては、弁護士に頼むことをおすすめします。では、弁護士に頼むとどのようなメリットがあるのでしょうか。次の項目で解説していきます。
不倫の慰謝料の減額交渉を弁護士に依頼するメリット
不貞慰謝料を請求されたとき、弁護士に頼むと次のようなメリットがあります。
- 自分で交渉する必要がなくなるので、精神的に楽になる
- 交渉を弁護士が担当するので、日常生活への影響が最小限にできる
- 相手と対等に交渉してもらえる(高すぎる金額を支払わなくてよい)
まず、弁護士が相手方との交渉を行うことになるので、自分で交渉をする必要がなくなります。仕事のある平日に話し合う必要がなくなるので、日常生活への支障が軽減できます。また、弁護士は慰謝料の相場を知っていますから、不当に高い金額で解決することは通常ありえません。
浮気・不倫の慰謝料の減額交渉を弁護士に依頼する場合の手続と流れについて
「いざ弁護士に依頼するとなっても、どうしていいかわからない」、「交渉がいつまでかかるのか不安」という声をよくお聞きしますので、手続と流れを下記にご紹介したいと思います。弁護士に交渉を依頼するときは、次のような流れになります。
(1)電話
まず、法律事務所に電話して、弁護士と相談します
(2)依頼
弁護士に依頼したいと思ったら、相談時に、ご希望を弁護士に伝えます。
(3)契約
後日、契約書が送付されるので契約書に名前を書いて事務所に返送します。
弁護士との契約ができたら、今後の相手との交渉はすべて弁護士が担当することになります。これで、書面や電話も弁護士のところに来るので、相手から直接電話されたり、書面を送られたりする心配がなくなります。
職場不倫の慰謝料の減額交渉を弁護士に依頼する場合の費用について
いざ、弁護士に依頼しようと思っても、費用面が不安でなかなか相談する勇気が持てないという話もよくお聞きします。そんなお客さまのために、当事務所では、依頼者の方が損をしないように「損をさせない保証」という制度も設けています。気になる方は、ぜひアディーレのWebサイトを見てみてください。
【まとめ】浮気・不倫の慰謝料を請求されたなら無料相談ができるアディーレの弁護士におまかせください
「上司の奥さんから請求されているけどどうしよう・・・」「でも弁護士って敷居が高くて、ちゃんと相談に乗ってくれるか不安・・・」
と、悩んでいる人はいませんか?
悩んだまま放っておくと、かえって取り返しのつかないことになってしまいます。
アディーレであれば、土日の電話でのご相談にも対応しておりますので、平日にお休みを取る必要もありません。ぜひ一度、アディーレに相談してみてください!
監修者情報
- 資格
- 弁護士
- 所属
- 第一東京弁護士会
- 出身大学
- 法政大学法学部、学習院大学法科大学院
私が弁護士を志したきっかけは、日常生活の中で時々、法的な問題に直面することがあったことです。法律というものは難解なものであると思われている側面が強いと思います。私も勉強するまでは、ちょっと近づきがたいものだと思っていました。しかし、弁護士となったからには、依頼者の方が何に悩んでいて何を求めているのかをしっかりと共有し、少しでも分かりやすく法的な問題点をご説明し、今後どのように問題解決に向けていくことが出来るのかを一緒に考えていきたいと思っております。