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彼氏が妻子持ちと発覚!なのに妊娠したかも…取るべき行動と法的手段を解説

「実は彼氏に奥さんがいた…お腹のなかにいる子どもはどうすればいい?」
「独身だと聞いていたから肉体関係を持ったのに、彼氏は責任を取ってくれないの?」

このように、彼氏から「俺、独身だよ」とウソをつかれて交際し、彼氏の子どもを妊娠してしまったら、とてもショックですし、戸惑ってしまいますよね。そんなとき、あなたが取るべき行動はなんでしょうか。

この記事では、あなたが彼氏に「独身」とウソをつかれて肉体関係をもった結果、彼氏の子どもを妊娠した場合に取るべき行動や、法律上できることについて弁護士がご紹介します。あなたは彼氏に対し、養育費や中絶費用、場合によっては慰謝料を請求できるかもしれませんので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読んでわかること

  1. 妻子持ちの彼氏の子どもを妊娠したときに取るべき行動
  2. 法律上取り得る3つの手段
  3. 貞操権侵害で慰謝料請求しようか迷うときの指標

「妻子持ちの彼氏の子どもを妊娠したかも」と思ったら、まずは事実確認を

妊娠しているか不安になったら、まずは産婦人科を受診して、本当に妊娠しているかどうかを確認しましょう。
妊娠していることがわかった場合、彼氏には奥さんがいるため、あなたは出産するか否かの判断を迫られることになります。また、産婦人科の受診が遅くなると、中絶できる期間が過ぎていて、中絶するという選択肢がなくなってしまいかねません。
ですから、まずは、妊娠しているかどうか、きちんと事実確認しましょう。

妊娠したことがわかったときに取るべき行動

では、事実確認をして妊娠したことがわかったら、あなたはどのように行動すべきなのでしょうか。順番に解説していきます。

話合いの準備をする

妊娠したことだけでなく、「彼氏に奥さんがいる」という事実を知ったら、とても戸惑うと思います。ですから、まずは自分の心を整理して、将来について考える時間を取ってみましょう。

たとえば、出産する場合には、彼氏に養育費を請求するかどうか、考える必要があります。中絶する場合には、中絶費用の一部を彼氏に支払ってもらうことも考えたほうがよいでしょう。
また、あなたが彼氏と話合いをしようとしても、「本当に妊娠したのか?」と言ってくることもあるかもしれません。そのため、医師の診断書やエコー写真など、証拠を準備しておきましょう。

このように、あなたの気持ちを整理して、準備したうえで、今後について彼氏と話し合いましょう。

子どもを産むか、産まないか選択する

まず、子どもを産むか、産まないか決めなければなりません。

産む選択をする場合、子どもは母親から生まれてくるため、母親であるあなたとの間には親子関係があります。しかし、あなたと彼氏が結婚していない以上、生まれた子どもと彼氏との間には法律上、親子関係がありません。そのため、彼氏に子どもの父親としての責任を果たし、養育費を支払ってほしいと思うのであれば、彼氏に生まれた子どもを「認知」してもらう必要があります。
産まない選択(中絶)をする場合、中絶費用の一部を彼氏に請求する方法があります。

このように、子どもを産むか産まないか選択する際には、今後の生活を含めて考えていきましょう。

彼氏との関係を解消する

あなたが彼氏に妊娠したことを伝えたとき、彼氏から「今までどおり奥さんにバレなければ大丈夫だから、この関係を続けよう」と言われるかもしれません。

しかし、彼氏が既婚者であると知ったうえで肉体関係を持つことは、「不貞行為」にあたります。つまり、あなたは奥さんから慰謝料を請求されるおそれがあるのです。
奥さんから慰謝料請求される事態を回避するためにも、彼氏が既婚者であることを知ったのであれば、彼氏との関係は解消するべきでしょう。

弁護士に依頼する

このように、あなたが彼氏の子どもを出産する場合には、彼氏に養育費を請求できる可能性がありますし、中絶する場合には、彼氏に中絶費用の一部を負担してもらえる可能性があります。
しかし、いずれも彼氏があなたとの話合いに応じてくれなければ、支払われません。彼氏がきちんとあなたと向き合ってくれるとも限らないため、弁護士に依頼することも1つの手段です。
彼氏との話合いが難しい場合や、彼氏と直接話したくない場合には、弁護士に依頼すれば、弁護士があなたに代わって彼氏と交渉してくれます。

妻子持ちの彼氏の子どもを妊娠したときに取れる、法律上の3つの手段

以上のように、妻子持ちである彼氏の子どもを妊娠した場合には、養育費や中絶費用の請求ができます。さらに、子どもを産むか、産まないかにかかわらず、妻子持ちであることを隠され“だまされていた”ことを理由に彼氏に慰謝料請求できる可能性もあります。
このような、法律上取り得る手段について、それぞれ詳しくみていきましょう。

出産する場合の養育費の請求

あなたが出産を選択した場合、彼氏に対して養育費を請求することができます。ただ、あなたと彼氏は、結婚していないため、子どもと彼氏との間に親子関係がありません。そのため、彼氏に養育費を請求するのであれば、彼氏に子どもの「認知」をしてもらう必要があります。

認知された場合と認知されない場合

あなたが彼氏に妊娠・出産したことを伝えて、彼氏が子どもの認知をしてくれるのであれば、彼氏に「認知届」を役所に提出してもらいましょう。
他方で、彼氏が子どもの認知をしてくれない場合には、裁判所の手続を通じて彼氏に子どもの認知を求める(強制認知)ことになります。裁判所の手続を利用する場合には、まずは家庭裁判所に認知調停の申立てをします。調停は話合いのため、彼氏との間で話がまとまらなければ、調停は成立せず、裁判所に認知の訴えを起こすことになります。

中絶する場合の中絶費用の請求

あなたが中絶を選択する場合でも、彼氏から独身とウソをつかれ結婚を前提に交際して性交渉したのに、奥さんがいることを理由に中絶を求められたのであれば、彼氏に中絶費用を請求できる可能性があります。
中絶する場合、あなたは肉体的苦痛や精神的苦痛だけでなく、経済的負担も受けることになります。ですが、こうした苦痛や負担は彼氏との性交渉の結果生じているのですから、彼氏には、あなたが受けた負担を軽減する義務があるのです。そのため、あなたは彼氏に対して中絶費用の一部を請求できる可能性があります。

貞操権侵害の慰謝料を請求できる可能性

あなたが彼氏に「独身」だとウソをつかれていた場合、あなたは彼氏に慰謝料を請求できる可能性があります。具体的に、どのような事情があれば慰謝料請求できるのかは、『貞操権侵害の要件は大きく3つ!当てはまるケースがわかる』で詳しく解説していますので、あわせて読んでみてください。
また、彼氏に言い逃れをさせないために、証拠を集める必要があります。慰謝料請求する場合の証拠集めのポイントは、『貞操権侵害の証拠になるものは?既婚者だと知らなかった証拠の例と集め方』で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。

貞操権侵害で慰謝料請求をしようか迷う場合は?

ここまでの解説を読んで、「私も慰謝料請求できるかもしれない」と思った方のなかには、実際に慰謝料請求するかどうか、迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
「証拠が足りないかも」「自分で請求しようかな」「弁護士費用が気になる」など、気になることも多いですよね。

そんなときは、無料相談などを利用して、まずは一度弁護士に話を聞いてみることをおすすめします。
「証拠が足りないかも」と思っていても、弁護士が確認すると慰謝料請求できる場合もあります。
また、あなたが自分で彼氏に慰謝料を請求しようとしても、お金の問題になると彼氏が話合いに応じないおそれがあります。それに、独身とウソをつかれていたあなたにとって、彼氏と話すこと自体、精神的につらいかもしれません。弁護士に依頼すれば、弁護士があなたに代わり彼氏と話合いをしてくれます。

アディーレ法律事務所では、貞操権侵害の慰謝料請求に関するご相談は何度でも無料です。ご依頼いただく場合、「損はさせない保証」という独自の費用保証制度を設けていますので、費用の心配はいりません。

まとめ

ここまで、彼氏が妻子持ちであることを知らずに、彼氏の子どもを妊娠してしまったときに取るべき行動と、法的手段について解説してきました。独身だと聞いていた彼氏が実は既婚者だったと知ったら、戸惑ったり悩んだりするのは当然です。
ですが、まずは心の整理をして、落ち着いて将来について考えてみましょう。そして、1人で抱え込まずに、弁護士を頼ってください。弁護士であれば、あなたの悩みに寄り添ってお話を伺うことができます。まずはお気軽にご相談ください。

監修者情報

弁護士

池田 貴之

いけだ たかゆき

【Xアカウント】
@ikeda_adire_law

資格
弁護士
所属
第一東京弁護士会
出身大学
法政大学法学部、学習院大学法科大学院

私が弁護士を志したきっかけは、日常生活の中で時々、法的な問題に直面することがあったことです。法律というものは難解なものであると思われている側面が強いと思います。私も勉強するまでは、ちょっと近づきがたいものだと思っていました。しかし、弁護士となったからには、依頼者の方が何に悩んでいて何を求めているのかをしっかりと共有し、少しでも分かりやすく法的な問題点をご説明し、今後どのように問題解決に向けていくことが出来るのかを一緒に考えていきたいと思っております。

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※2024年9月時点。