不貞相手(浮気相手)に慰謝料を請求するためには、どのような証拠が必要ですか?
裁判で慰謝料を請求する場合はもちろんのこと、任意で交渉をする場合でも、相手方に不倫を認めさせ有利に交渉を進めていくためには証拠が重要となってきます。具体的には、不倫現場の写真やメールのやり取りです。
そして、慰謝料の請求が認められるかどうかは、以下のポイントが重要になります。
- 不倫相手との肉体関係が認められるかどうか
- 既婚者であると知ったうえでまたは注意すれば知ることができたのに不貞相手が配偶者と肉体関係をもったことが認められるかどうか
そのため、不倫の証拠としては、不倫相手との肉体関係を証明できるようなものが望ましいといえます。たとえば、そのような行為や認識があったことがわかるメールのやり取りやラブホテルに出入りする際の写真などが考えられるでしょう。
このほか、慰謝料とは精神的な苦痛に対して支払われる金銭なので、自分がいかに精神的に苦痛を被ったのかということを証明することも必要となってきます。たとえば、夫の不倫が原因で精神的に不安定になり、心療内科を受診した場合には、診断書などを取得しておくことも重要です。